御前山 (大岳山より撮影)

                       


                          

山行No 008
山行日 1996年02月03日(土)
天候 晴れ
気温 奥多摩湖−10℃ 御前山−7℃
日ノ出  
日ノ入  
最大標高差 1065m (宮ヶ谷戸340m→御前山1405m)
コースタイム 290分
山で会った人 10人くらい
メンバー 単独行

510m 奥多摩湖バス停 6:32
↓ 90分 93分
1045m 大ブナ尾根 8:05
↓ 50分 50分
1350m 惣岳山 8:55 9:05
↓ 15分 15分
御前山西肩 9:20 9:30
↓ 5分 5分
1405m 御前山 9:35 10:10
↓ 70分 65分
1000m 仏岩ノ頭 11:15 11:20
↓ 60分 70分
340m 宮ヶ谷戸 12:30

                       

行き
中央線立川駅にて青梅線に乗り換え、青梅線奥多摩駅にて下車。
奥多摩駅にて
留浦(とずら)行き・峰谷行き・丹波(たば)行き・小菅(こすげ)行きのどれかに乗り、
奥多摩湖で下車。

帰り
宮ヶ谷戸より五日市駅行きのバスに乗る

問い合わせ JR東日本 http://www.jreast.co.jp
京王バス http://www.bus-navi.com/
西東京バス http://www.nisitokyobus.co.jp/

                    

奥多摩湖周辺に駐車場が点在しています。


                               

周辺に日帰り入浴施設が見当たりません。


                            

出発
 
AM3:30起床。いつものように豊田まで自転車で行くが、今日は一段と寒さが身にしみてくる。豊田からいつもの電車に乗り、奥多摩で留浦行きのバスに乗り換えて奥多摩湖へと向かった。バスを降りた途端、冷たい風が向かってきた。小河内ダムは風を遮るものが無いので、冷たい風がビュウビュウ吹いてくる。気温は−10℃。体感温度は−20℃といったところか。とても寒くて急いでダムを渡って登山口へ向かった。
小河内ダム〜惣岳山
登山口から登り始めると直ぐに崖のような登山道をよじ登る。これが下りだったら相当怖いだろう。見上げるような急登を1時間程登ってサス沢山に着くと、寒さのために足が痛くなってきた。ホッカイロで足を温めたり、揉んだりして足の痺れを治していると、調子が良くなってきたので惣岳山へと向かう。大ブナ尾根に出ると道は緩やかになり、辺りは残雪で真っ白の世界だ。そして見上げるような登山道が上が見えなくなるまで続いている。ロープが掛けられているが、ナイロン製のロープ(黒と黄色のシマシマ)なので、しっかり掴まっていないと滑ってしまうから少々厄介だ。ロープを掴みながら急登を登っていると後ろに奥多摩湖が見えてくるようになり、急な登山道を登り切ると惣岳山の山頂に到着だ。

惣岳山〜御前山
山頂は木々に囲まれて展望は無い。ここから御前山まではあと少しだ。気温は−8℃。帽子の後ろの方が凍ってきて寒くなったのでベンチコートを着込んで出発。御前山への登りの途中で展望が開けている所があり、奥千丈ヶ岳や国師ヶ岳まで見ることが出来る。ここから周りを眺めながら登っていくと、アっと言う間に残雪に覆われた御前山の山頂に着いた。ベンチがいくつかあるが、人は誰もいない。ベンチに腰掛けて食事にしていると、おにぎりが半分凍っていて美味しくない。でもテルモスの熱いお茶は冷えた体に染み込んでいくようだ。山頂は木々に囲まれているので少しの隙間から鷹の巣山方面が見えるくらいで、じっとしていると寒くなってくるので下山を開始する。

御前山〜宮ヶ谷戸
湯久保尾根をゆっくり降りていくと仏岩の頭と呼ばれる展望の開けた所に出る。そこからは丹沢方面の眺めが良い。大きな岩の横を通り抜け、小さな集落を過ぎた頃に標識の無い分かれ道に当たってしまった。左にしようか右にしようか迷ったが、道は右の方が少し広いのでそっちにしようと降り始めたが、思い直して左のルートを下って行った。しばらく降りると神社が見えてきたのでこの道が正しかったようだ。神社の横を過ぎると檜原村の宮ヶ谷戸バス停に到着した。バスの時間まで30分程あるのでサンドウイッチを食べながらバスを待ち、13:05分のバスに乗り込んだ。バスの中はガラガラだったけど、途中の払沢の滝でたくさんの人が乗ってきて大混雑してしまった。そして運悪く年寄りが私の前に立ってしまったので、仕方なく席を譲った。(せっかく座れたのに・・・)。ギュウギュウ詰めのバスを30分程乗ったら五日市の駅へ到着だ。
下山後
今回の山行は寒さとの戦いだった。奥多摩湖を渡るときのあの寒さは強烈だった。あれだけ寒いと山に登っていても殆ど汗をかかない。この季節の山はやはり厳しい。また帰りでの不愉快がしばらく続いた。山での最低限の礼儀は守ってほしいもんだ。