伊豆ヶ岳
 
(武川岳より撮影)

                       


                          

山行No 014
山行日 1996年06月01日(土)
天候 くもり
気温 伊豆ヶ岳27℃ 子ノ権現23℃
日ノ出 04:26
日ノ入 18:51
最大標高差 679m (伊豆ヶ岳851m→吾野駅172m)
コースタイム 305分
山で会ったひと 50人くらい
メンバー 単独行

300m 正丸駅 6:35
↓ 60分 60分
710m 小高山 7:35 7:37
↓ 35分 36分
851m 伊豆ヶ岳 8:13 9:30
↓ 20分 15分
790m 古御岳 9:45 9:50
↓ 20分 27分
695m 高畑山 10:17 10:20
↓ 20分 18分
623m 中ノ沢ノ頭 10:38
↓ 20分 15分
480m 天目指峠 10:53 10:55
↓ 50分 45分
630m 子ノ権現 11:40 11:50
↓ 60分 53分
180m 芳延橋 12:43
↓ 20分 19分
172m 吾野駅 13:02

                       

西武池袋線・秩父線にて正丸駅下車。
もしくは、八高線東飯能駅にて秩父線に乗り換えて、正丸駅下車。

問い合わせ:西武電鉄 http://www.seibu-group.co.jp/main.html


                    

名栗少年自然の家の駐車場
利用時間9時〜17時

この先の林道にも3台分の駐車スペースがあります。


                               

さわらびの湯
埼玉県入間郡名栗村大字下名栗685
TEL:0429−79−1212
駐車場:150台
営業時間:10時〜18時
入浴料:3時間800円
泉質:アルカリ性単純温泉
種類:大浴場、打たせ湯、かぶり湯、サウナ、野外ジャグジーバス
オススメ度:


                            

出発〜正丸駅
今回は初めて奥武蔵の山を登ろうと思う。そこで選んだのが数ある奥武蔵の山々の中から人気があり、展望の良い伊豆ヶ岳だ。初めて八高線に乗って東飯能へ。JRと西武秩父線とは駅が一緒になっている東飯能にて17分待ってやっと来た秩父行きの電車に乗り込む。1両に扉が2つしかない車両で、座席も対面式で特急車両のような車両に乗って正丸駅で下車(なんかすごい遠い所に来たような・・・)。

正丸駅〜伊豆ヶ岳
駅から細い道を30分程登って行くと伊豆ヶ岳の登山口となり、清流沿いに登山道が続いている。その薄暗い道を登って行くと所々に「〜の岩」などと名前のついている岩があったりしながら、段々と急になってきた登山道を登っていくと小高山の頂上に着いた。これから登る伊豆ヶ岳の山頂部が見えている(あそこまで登るんだ!)。小高山にて正丸峠からの道と合流して更に山頂へ向かって登っていくと、伊豆ヶ岳の名物である鎖場の登場だ(結構な高さがあるなぁ・・・)。岩は長い間の磨耗でツルツルになっている所もあるが、難なくクリアして先へ進む。山頂付近まで登ってくると、道は大きな岩の前で行き止まりになってしまい、岩を越えるか、回り込むか迷ったが、結局回り込むことにした。しかし危険な方を選択したようで、大きな岩をトラバースする羽目になってしまった。ザックが邪魔になり、ヒヤヒヤしながら無事通過(冷汗もの)。そして細長くて広い伊豆ヶ岳の山頂に到着した。

伊豆ヶ岳〜天目指峠
もう汗ダクダクでシャツがビショ濡れになっている。山頂はまだ誰もいないので裸になってシャツを干した。山頂からの展望はほぼ360度見渡せるが、あいにく空気が澄んでいないので遠くの山は白くボーッと見えるだけ。冬の晴れた日なら最高だろう。今日の昼食は飯盒でご飯を炊こうと用意していると、日曜日のお父さんといった服装で何も持たないオヤジが登ってきた。私に山の事を色々と質問した挙げ句、私のマグカップを使って水を飲み(買ったばかりのチタンのカップだったのに・・・)、危なっかしい足取りで降りていった(何だったんだ?!)。出来上がったご飯を食べていると次々に登山者が登ってきて、狭い山頂が人で一杯になってきたので、ご飯を食べ終えると次の目的地である古御岳へ向かう。伊豆ヶ岳の急斜面を降りて、鞍部からまた急坂を登ったら古御岳に着く。ベンチのある小さな山頂だが、展望は全くないのでひと休みしたら今度は高畑山へ向かう。古御岳からは小さなピークを何度も越えると高畑山の山頂だ。高畑山からは比較的緩やかなアップダウンを繰り返して進んで行き、岩がゴロゴロしている中ノ沢ノ頭を過ぎて除々に高度を下げていくと車道が見えだして天目指峠に到着した(ここまでコレといった所は無かった)。

天目指峠〜下山
天目指峠で車道を横切って反対側の山を登っていく。道は急でえらくキツかったが、こんな時は鷹ノ巣山の稲村尾根を登れたじゃないかと元気を振り絞ってがんばる。鐘の音が近くに聞こえるようになると子の権現に到着だ。ここまで暑さでスタミナをだいぶ消耗し、神社前のベンチにて小休止。この暑さの中でこの服装だと少し無理があるのかも知れない。子の権現から少々山道を降りたら車道をずっと下っていく。車は殆ど通らず、人も通らないのんびりした集落を過ぎると国道の芳延橋に着いた。ここからは車の往来が激しい国道を、埃をかぶりながら吾野駅にやっと到着した。帰りも東飯能駅で電車をずっと待つことになり、ベンチで鳩に餌をやって時間を潰した(駅にいるハトがみんな集まってきて、周りはハトだらけになってしまった)。

下山後
今回の山行は暑さとの戦いでもあったような気がする。夏に入ると今までの服装では暑過ぎるので、思い切った改革が必要だ。伊豆ヶ岳については冬になったらもう一度登ってみたいが、今回の子の権現を廻るコースはハッキリ言ってつまらない。だらだらと登り下りが連続し、展望も無い。奥武蔵についてまだ殆ど知らないからだと思うが、これから徐々に奥武蔵も面白くなってくれることを期待している。