金峰山 (清里周辺より撮影)

                       


                          

山行No 016
山行日 1996年07月06日(土)
天候 晴れ
気温 朝日岳13℃ 金峰山20℃ 
日ノ出 04:31
日ノ入 19:00
最大標高差 239m (大弛峠2360m→金峰山2599m)
コースタイム 270分
山で会った人 多数
メンバー 兄・テラさん

2360m 大弛峠 5:00
↓ 30分 35分
2440m 朝日峠 5:35
↓ 30分 30分
2579m 朝日岳 6:05 6:30
↓ 75分 80分
2540m 賽ノ河原 7:50 8:15
↓ 15分 15分
2599m 金峰山 8:30 10:15
↓ 10分 10分
2540m 賽ノ河原 10:25
↓ 50分 68分
2579m 朝日岳 11:33 11:40
↓ 30分 35分
2440m 朝日峠 12:15 12:25
↓ 30分 30分
2360m 大弛峠 12:55

                       

中央自動車道勝沼ICを降りたら国道20号を大月方面へ。
1キロほど先の柏尾のT字路を左折。
2キロほど先の等々力にて右折して国道411号(大菩薩ライン)と合流する。
塩山駅を過ぎたら国道411号線からより塩山勝沼線にて恵林寺方面へ向かう。
恵林寺を過ぎたら国道140号線と合流し、約1キロ先の窪沢を左折したら、ひらすら道なりに進む。
焼山峠や金峰牧場を過ぎ、長い林道を大弛峠へと向かって登っていくが、ダートもあるので、運転は慎重に。
途中、何箇所か道が分かれている所がありますが、、道なりに進めば大丈夫。

林道の舗装工事もだいぶ進んでいるが、かなりの距離がダートとなっている。
でもそんなに荒れたダートではないので、慎重に進めば大丈夫。


                    

大弛峠に約40台分の駐車スペース
トイレ有り
ハイシーズンは早朝のうちに大弛峠付近は一杯になってしまうので、
その時皆さんは大弛峠から少し離れた路肩に縦列駐車しています。


                               

鼓川温泉 鼓川温泉
所在地:山梨県東山梨郡牧丘町牧平262
TEL:0553−35−4611
営業時間:10時〜21時
入浴料:3時間500円
泉質:アルカリ性単純温泉
種類:大浴場、サウナ、露天風呂
コメント:山の中にあるので、景色は良い。行楽シーズンは混雑するとのこと。
オススメ度:


                            

出発 
今回の山行は百名山の一つである金峰山に登る。車で大弛峠へ向かうが林道は道が悪く、また長い。午前2時頃やっと峠に着いて、日の出まで車の中でひと眠りしていると、風が強くて車の隙間から冷たい風が入ってくるので寒い。体を小さく丸めて朝を迎えた。朝はさすがに高所を感じさせる寒さで、ゴアのレインスーツを着込んで金峰山に向かって出発した。

大弛峠〜金峰山
 登山口に計画書を入れるポストがあり、初めて計画書を入れてみた(何となく危険な所に行くようで、ちょっと緊張する)。登山口を過ぎると直ぐに木段の道が始まり、まだ起きていない体にはきつく感じながら、30分で朝日峠に到着。峠といっても小さな鞍部みたいなものだ。朝日峠から林の中を登っていくと、視界が開けたガレ場に出た。昨日までの雨が嘘のように空気が澄んで、久しぶりの展望が広がっていた。ガレ場からひと登りで小さな山頂の朝日岳だ。展望は無いが山頂から少し降りた所では展望が開け、そこからは正面に金峰山が見える。急坂を降り、小さなアップダウンを繰り返しながら鉄山の北側を巻くように進むと、金峰山が近くに見えだして、石がゴロゴロしている犀の河原に到着だ。そこからの展望は素晴らしく、やはり標高1000m前後の山の展望とは格の違いを感じる。2230mの瑞牆山を上から見下ろし、その向こう側の八ヶ岳と対等に高度を競っている。そして遠くに見えるのは北アルプスだ。こんな凄い展望は初めてで、金峰山の山頂へウキウキしながら向かって行った。犀の河原からは木が生えていない稜線を、大きな石を飛び越えながら金峰山の山頂に到着した。

金峰山〜大弛峠
目の前を遮る物のない360度の大パノラマ。西から南アルプス、中央アルプス、八ヶ岳、北アルプス、浅間山、両神山、甲武信岳、大菩薩連嶺、富士山。日本百名山のうち24座も見ることが出来る。そして目の前には下界からも見えた金峰山のシンボル「五丈岩」がデーンと腰を降ろしている。想像していたよりもかなり大きい。その五丈岩の前で食事にし、お湯が沸くまでに五丈岩を登ってみる。ちょっと怖かったけど何とか頂きに立った。凄い高度感で足が竦む。うるさい蠅を払いながら食事を済ましたら大弛峠へと向かう。帰る頃になるとだいぶ雲が上がってきて、富士山も姿を隠し始めていた。復路は目標が無くなったせいか往路より辛く感じ、朝通った道のハズなのに疲れる。そして木段を降りると駐車場のある大弛峠に到着した。駐車場には溢れるばかりの車が止まり、山の中ではないみたいだ。あの長い林道を下って塩山市の笛吹川温泉にて入浴 して家路に就いた。

下山後
今回の山行は久しぶりの展望に感動した。それに同じような登り坂でも百名山を登っていると思うと、気分も違ってくる。やはり良い山に時々登った方が気分転換にもなって良いと思う。しかし朝の寒さはさすがに高山といった感じで、防寒、防風対策を怠ってはいけない。それと朝ポストに入れた計画書はあのままでいのだろうか。不安が残る。

金峰山からの展望写真