黒川鶏冠山 (笠取山より撮影)

                       


                          

山行No 019
山行日 1996年08月31日(土)
天候 くもり時々雨
気温 柳沢峠18℃ 黒川山20℃ 
日ノ出 05:12
日ノ入 18:10
最大標高差 566m (黒川山1716m→落合1150m)
コースタイム 290分
山で会った人 10人くらい
メンバー 単独行

1470m 柳沢峠 5:45
↓ 45分 43分
1620m 六本木 6:28
↓ 20分 15分
1575m 三本木 6:43
↓ 20分 12分
1558m 横手峠 6:55 7:00
↓ 35分 33分
1716m 黒川山 7:33 8:00
↓ 20分 20分
1680m 鶏冠山 8:20 9:00
↓ 30分 30分
1500m ハンノキ尾根 9:30
↓ 40分 35分
1150m 落 合 10:05
↓ 80分 85分
1470m 柳沢峠 11:30

                       

中央自動車道勝沼ICを降りたら国道20号を大月方面へ
1キロほど先の柏尾のT字路を左折。
等々力の交差点を右折すると国道411号(大菩薩ライン)と合流し、
塩山市街を抜けてひたすらに進む。
裂石温泉を過ぎて、いくつものヘアピンカーブを越えたら柳沢峠です。


                    

柳沢峠の駐車場(無料)
約50台駐車可
ドライブインの駐車場には駐車しないようにしましょう。


                               

奥多摩源流小菅の湯
山梨県北都留郡小菅村3445
TEL:0428−87−0888
駐車場:250台
営業時間:10時〜19時
入浴料:3時間900円
泉質:アルカリ性単純温泉
種類:ジャグジーバス、打たせ湯、寝湯、サウナ、露天風呂
コメント:行楽シーズンは混雑するほどの人気。
     お湯も柔らかくて、スベスベになります。
オススメ度:


                            

出発 
今日は先週雨の為に中止となってしまった黒川鶏冠山に、もう一度チャレンジしてみようと一路柳沢峠へ車を走らせた。秋川街道にて少し雨が降り始め、霧も出てきてしまい、また今日もダメかなと思いながら柳沢峠に到着した。雨は止んでいるが、先週を同じように山はガスって、何人も寄せ付けない厳しい表情をしているように見える。でも今回はそれに負けじとゴアテックスを着込んで登山を開始した。

柳沢峠〜黒川山
登山口からはブナ坂と呼ばれる広くて緩やかな山道を歩いていくが、こんな楽な登山道で良いのだろうかと思いながら進んでいくと、六本木峠に到着。晴れていれば大菩薩嶺が見えるらしいが、今日は何も見えず残念。そしてまた楽な登山道を進み、少しずつ高度を下げたら林道にひょっこりと出る。ここが三本木らしく、いつか晴れた日にはここまで車で登ってきて、今日見えなかった展望を見に行きたい。三本木からは軽自動車が通れるくらいの道を進んで行くと横手峠に着く。ここで山菜採りのオヤジがいて、今年はキノコが少ないとぼやいていた。横手峠からは登りが続くようになり、所々に展望の良さそうな場所があったが、真っ白で何も見えない。ここまで視界が悪いと登る気力が無くなってきそうだ。坂を登り切って黒川山の展望台への分岐を進むが、この道はヤブが生い茂っており、朝露に濡れた草でビショ濡れになりながら岩場の黒川山展望台に到着した。

黒川山〜落合〜柳沢峠
展望は良さそうだが空は曇っている。少し風が流れているので、これから天気が良くなることを期待して隣のピークである鶏冠山へ向かった。鶏冠山へは岩場を乗り越えて行くが、岩が雨に濡れて非常に滑りやすく、木に掴まれば上から雨の滴が落ちたりと、難渋しながら鶏冠山のピークに到着した。頂上は写真で見た通りの岩場で、回りは切り立った断崖絶壁だ。その絶壁の上で食事にする。展望は相変わらず最低で、晴れた日にもう一度来てみたい。食事を済ましたら下山を開始する。岩場の下りは登りよりも怖くて、岩や木の根が濡れていると意外によく滑るので慎重に降りていった。頂上を降りてハンノキ尾根に合流すると、横川峠と落合に分かれる分岐になっていたが、大菩薩連嶺を歩いた線でつなぎたいので、落合へと降りていった。途中でヒキガエルが足下で飛び跳ねて、こちらもビックリして飛び跳ねてしまった。しばらく降りていくと小さい小学校が見えてきて落合に到着した。ここから柳沢峠への車道歩きが今回最大の苦痛になった。歩いても歩いても登りが続いて、ザックの重みが段々堪えてくる。よっぽど道路脇にザックを置いて行こうかと思いながらも、車の排気ガスを浴びてやっと柳沢峠に到着した。帰りに小菅の湯に浸かって疲れを癒してから家路に就いた。

下山後
今回の山行は天気が悪かったため、楽しい思いは少なかった。やはり折角登るのだから、天気の良い日を選んで登った方がずっと楽しい。私にとって展望が無いとつまらない山行になってしまう。山を歩けば幸せなどという余裕はまだ無い。しばらく展望悪が続いているので、余計に疲れたのかも知れない。今度晴れた日にもう一度この山に登って、今回の無念を晴らしたいと思う。このままでは黒川鶏冠山も可哀想だ。