乾徳山 (国師ヶ原より撮影)

                       


                          

山行No 028
山行日 1997年01月25日(土)
天候 晴れ
気温 登山口−3℃ 国師ヶ原−2℃ 
日ノ出 06:46
日ノ入 17:01
最大標高差 572m (徳和988m→国師ヶ原1560m)
コースタイム 200分
山で会った人 0人
メンバー 兄・テラさん

988m 徳 和 7:10
↓ 10分 10分
1130m 登山口 7:20 7:45
↓ 35分 85分
1280m 銀晶水 9:10 9:20
↓ 25分 30分
1320m 駒 止 9:50
↓ 40分 80分
1560m 国師ヶ原 11:10 13:05
↓ 80分
1130m 登山口
↓ 10分
988m 徳 和

                       

中央自動車道勝沼ICを降りたら国道20号を大月方面へ。
1キロほど先の柏尾のT字路を左折。
2キロほど先の等々力にて右折して国道411号(大菩薩ライン)と合流する。
塩山駅を過ぎたら国道411号線から外れて、塩山勝沼線にて恵林寺方面へ向かう。
恵林寺を過ぎたら国道140号線と合流し、雁坂トンネル方面へ進む。
5キロ程進んだら左折し、乾徳山登山口方面へ。
2キロ程進むと、乾徳山登山口のバス停があります。
そのバス停のそばに乾徳公園があり、そこに駐車スペースがあります。


                    

乾徳山登山口バス停の少し先に駐車場があります。
約20台駐車可(無料)
トイレ有り


                               

川浦温泉 山県館
所在地:山梨県東山梨郡三富村川浦1140
TEL:0553−39−2111
駐車場:70台
営業時間:11時〜
入浴料:3時間1500円
泉質:アルカリ性単純温泉
種類:大浴場、露天風呂、
コメント:高級旅館の風呂が利用できる。
中でも渓谷の谷間にある露天風呂はオススメ。
オススメ度:

笛吹温泉 笛吹の湯
山梨県東山梨郡三富村下釜口447
TEL:0553−39−2610
営業時間:10時〜20時
入浴料:500円
泉質:アルカリ性単純温泉
種類:大浴場(ぬる湯、あつ湯)、露天風呂
コメント:
オススメ度:


                            

出発 今週末まで山の天気は悪く、前日まで登山を決行すべきか迷っていたが、週末の天気は良くなりそうなので、兼ねてから決めてあった乾徳山に登ろうと出発した。

登山口〜銀昌水
前日までに降った雪で真っ白になっている山々の間を車を走らせて徳和に到着。ここから大平牧場までチエンを付けて坂道を登っていくと、途中で車が雪で進めなくなってしまった。急遽大平牧場から登るルートを諦めて徳和の登山口へ向かう。午前5:00に徳和に到着して1時間程仮眠をした後(仮眠にしては熟睡した)、準備をして登山口へ向かった。20cm位積もった雪の中を歩いて行き、登山口に着いたらアイゼンを付けて登山道を登り始める(何だかウキウキしてくる)。雪は前日降ったばかりでサラサラして固まっていないので、地面の岩や石ころまでアイゼンが踏んでしまい、躓いたり、滑ったりしてしまう。もう少し固めの雪の方が歩きやすい(雪のせいにしておく)。登山口から約2時間程登ると銀昌水と呼ばれる水場に到着。チョロチョロと流れている水を恐る恐る飲んでみた。

銀昌水〜国師ヶ原
銀昌水から更に40分程登ると駒止に着く。ここは何の変哲も無い所で、昔は馬がここまで登ったのだろうか(馬も登山が趣味か?)。駒止から更に登り続けていくとトイレのような建物があり、この辺りに錦晶水があるはずだが見当たらないので、そのまま通過していくと傾斜も緩やかになって前方に乾徳山の山頂部が見えるようになった。森林帯を抜けて雪の積もる登山道を行くと辺り一面は雪で真っ白な国師ヶ原に着いた。昼食の場所を見つけようと辺りを歩いていると閉鎖されている小屋を発見し、近づいて玄関を開けてみると今は避難小屋になっているらしく、すんなりと中へ入れた。(おじゃましま〜す)。

国師ヶ原〜登山口
小屋の中は外の強風を感じさせない快適な空間で、優雅な昼食(豪華なソーセージや豪華な缶詰など)をさせてもらった。初めて入った山小屋は、何十年も前から登山者達を迎い入れた歴史を感じさせ、また人の命を助けてきた温もりみたいなものも感じられる。でも夜になったらさぞかし怖いんだろう。今回の行程は時間の関係(体力的?)でここまでとして、徳和まで往路を引き返すことにする。山頂を登るのはまた次の機会にしよう。国師ヶ原を少し下ったら、来るときには見つからなかった錦晶水の水場を発見した。雪が被さり見る角度によっては見えにくくなっている。ここの水は銀晶水よりも見た目きれいで、この水を使って小屋泊まりも充分に出来るだろう。錦晶水からは雪が徐々に溶けだした下り坂を降りて行くが、この雪がアイゼンに団子になってくっついて足が重たくなってしまう。何度も雪団子を払いのけながら駒止、銀晶水と過ぎて登山口まで降りていった。登山口まで降りてくると雪はもう殆ど溶けていた。
 
下山後
今回の山行は車にチェーンを付ければどこへでも行けるという考えを覆された。改めて自然に人間は太刀打ちできないと痛感した。そしてあの雪団子には悩まされ、もう少し堅い雪の上を歩いてみたかった。また今回は家族の者に心配をかけてしまったと思う。雪山へ行く以上、絶対安全ということは無いので心配するのは無理からぬことだ。なるべく不安要素を取り除き、安心登山を心がけなくてはならないと思う。今日登れなかった乾徳山の山頂には、いつか必ず登ってやる。