蓼科山 (白樺湖より撮影)

                       


                          

山行No 036
山行日 1997年07月19日(土)
天候 晴れ
気温 大河原峠6℃ 蓼科山13℃
日ノ出 04:39
日ノ入 18:58
最大標高差 580m (蓼科山2530m→天祥寺原1950m)
コースタイム 255分
山で会った人 多数
メンバー

2080m 大河原峠 5:25
↓ 70分 85分
2370m 前掛山分岐 7:00 7:05
↓ 10分 21分
2350m 蓼科山荘 7:26 7:33
↓ 30分 42分
2530m 蓼科山 8:15 10:05
↓ 20分 38分
2350m 蓼科山荘 10:43 10:55
↓ 60分 82分
1950m 天祥寺原 12:17 12:33
↓ 15分 11分
1995m 亀甲池分岐 12:44
↓ 50分 63分
2080m 大河原峠 13:47

                       

中央自動車道諏訪ICを降りたら最初の交差点を右折し、国道20号線を甲府方面へ進む。
約1キロ先に立体交差があるので、その下の新井を左折して茅野道路を通り、ビーナスラインに入る。
芹ケ沢の交差点で左折し、国道152号線(大門街道)を北上します。
白樺湖を半周し、白樺国際スキー場へと向かい、スキー場入口から夢の平林道へと入って行きます。
除々に道も悪くなり、慎重に林道を進んでいくと、小屋が建っている大河原峠に着きます。             

大河原峠への林道はダートとなっており、落石の危険性もあるので、注意してください。


                    

大河原峠
約40台駐車可


                               

白樺湖温泉 すずらんの湯
長野県茅野市北山白樺湖3419−84
TEL:0266−68−3424
駐車場:300台
営業時間:10時〜22時
入浴料:700円
泉質:カルシウム−ナトリウム硫酸塩温泉
種類:大浴場(バイブラバス、ジェットバス、サウナ)、半露天風呂
コメント:赤茶色の温泉が印象的。
オススメ度:


                            

出発前
 当初予定していた富士山にはメンバーの都合が折り合わず延期となったので、その代替として今回は蓼科山に登ろうと登山口となる大河原峠へ向かった。諏訪ICより一般道を走り、白樺湖より林道を進んでいくと自宅から2時間半で広いスペースがある大河原峠に到着。まだ夜中なので朝まで寝て、太陽が登り始めた頃に起きて準備を始める。外に出ると寝起き為か、とても寒い。峠から雲海に頭だけ出している浅間山が見える。

大河原峠〜蓼科山
出発の用意が出来たら蓼科山の山頂を目指して歩き出す。登山道は岩がゴロゴロしている道で歩き難いが、ガレ場を越えると前掛山の平坦な道に変わる。この登山道は金峰山の道と良く似ていて、気持ちよく歩いていると木々の間から屏風のように連なった山々が見えた。よく見ると槍・穂高連峰ではないか!。初めて見る槍ヶ岳に興奮し、早く蓼科山の頂上に立ってみたいとウズウズしてくる。蓼科山荘に到着すると頂上はもう目の前だが、最後の難関である急登が待っている。意を決して登り始めると噂通りの急登で、しかも岩がゴロゴロしている。でも一気に高度を稼ぐので、一歩毎に景色が変わるようで登っては後ろを振り返りつつ山頂を目指す。八ヶ岳がきれいに見え、大河原峠がずっと下の方に見えてくると2530m蓼科山の山頂にやっと到着した。

蓼科山〜大河原峠
山頂に立ってその展望にKOされた。まさに見えない山はないと言われる蓼科山だけあって、雲海から突き出した北アルプス、中央アルプス、南アルプス、八ヶ岳がグルリと見渡すことができ、夢中でカメラのシャッターを切った。山頂はもの凄い広さで、岩がゴツゴツとしている。その広い山頂で一番景色の良い北西の端で昼食にする。そこで大失敗!箸を忘れてきたのだ。周りは箸になるような木は1本も生えていないので、申し訳ないが割り箸を半分折って分けてもらった。食事をしていると雲が多くなってきて、周りの景色を隠し始めた。早く山頂に着いていたので良かったが、あと1時間山頂に着くのが遅かったら、あの大展望は味わえなかっただろう。食事も終わる頃にはガスが空一面を覆ってしまったので下山を開始し、広い山頂からまた岩だらけの急坂を降りていく。次々に登山者が喘ぎながら登ってくるが、山頂の展望が得られないので気の毒に思う。中には途中で足を挫いたらしく、奥さんに怒られている人もいた(家でも奥さんに怒られているのだろう)。たくさんの人が集まっている蓼科山荘まで降りてくると、ここから天祥寺平の方へ下っていく。その下り道も岩コロを踏みながらの下降で、膝がガクガクしてくる。目の前の北横岳を眺めながら降りていくと、丈の短い笹原が広がっている天祥寺平に到着した。ここから眺める蓼科山は悠然とした姿をしている。天祥寺平からはウグイスが鳴き、明るく気持ちの良い笹原を進んでいくと出発地点である大河原峠に到着だ。峠に立つ小屋でジュースを買うと200円もした。帰りは白樺湖畔にある白樺温泉の赤い温泉に浸かって家路に就いた。

下山後
 今回の山行はさすが日本百名山だけあって展望の良さに驚かされた。テラさん抜きでこんな山行をしてしまって申し訳なく思う。今度冬になったらもう一度登ってみたい。今回は新装備として絹のアンダーソックスを使用してみた。蒸れずにサラサラしていたが、靴がきつくなってしまうので、あの靴では使用できない。そろそろ重登山靴を購入か?

蓼科山からの展望写真