小楢山 (幕岩より撮影)

                       


                          

山行No 039
山行日 1997年08月23日(土)
天候 晴れ後雨
気温 小楢山18℃
日ノ出   
日ノ入   
最大標高差 193m (焼山峠1520m→小楢山1713m)
コースタイム 210分
山で会った人 10人くらい
メンバー 単独行

1520m 焼山峠 5:10 5:40
↓ 50分 40分
的 岩 6:20
↓ 30分 20分
1713m 小楢山 6:40 6:51
↓ 10分 7分
1640m 小楢峠 6:58
↓ 15分 18分
幕 岩 7:16 7:33
↓ 15分 5分
1673m 大沢山 7:38 7:50
↓ 15分 3分
幕 岩 7:53
↓ 15分 12分
1630m 小楢峠 8:05
↓ 60分 60分
1520m 焼山峠 9:05

                       

中央自動車道勝沼ICを降りたら国道20号を大月方面へ。
1キロほど先の柏尾のT字路を左折。
2キロど先の等々力にて右折して国道411号(大菩薩ライン)と合流します。
塩山駅を過ぎたら国道411号線からより塩山勝沼線にて恵林寺方面へ。
恵林寺を過ぎたら国道140号線と合流し、約1キロ先の窪沢にて左折したら、
ひらすら道なりに進むと焼山峠となります。
焼山峠まで全て舗装済み。


                    

焼山峠に約20台の駐車スペース有り
焼山峠は、ロータリー風になっているので、すぐにわかります。 


                               

鼓川温泉 鼓川温泉
山梨県東山梨郡牧丘町牧平262
TEL:0553−35−4611
駐車場:50台
営業時間:10時〜21時
入浴料:3時間500円
泉質:アルカリ性単純温泉
種類:大浴場、サウナ、露天風呂
コメント:露天風呂がなかなか良い。   
オススメ度:


                            

出発前
 前々回、上州の鹿岳に登ったときは暑さに参ったので、やはり涼しそうな2000m級の山に登ろうと地図を広げて物色し、奥秩父の小楢山に決定した。そして2時間かけて登山口である焼山峠へ夜中に到着。朝まで車の中で寝ているとシトシトと雨が降り出してきた。先週の仙丈ヶ岳で散々雨に降られたので、今回は是非晴れに登りたいという事もあって今週は断念して窪平温泉に浸かって帰宅した(交通費がもったいないけど、晴れの日に登りたい!)。

焼山峠〜小楢山
そして翌週にまた焼山峠にやってきた(今日こそは!)。今度は天気が良さそうで、駐車場から登山口へしばらく林道を歩いていくと、10分、20分と歩いても歩いても登山口が見つからない。こんな筈じゃないと引き返し、殆ど駐車場まで戻った所に草に埋もれた登山口を発見した。その登山口から木段の道を登って、朝露に濡れた草々が生い茂る登山道を登っていく。この登山道は防火帯になっているので明るくて気持ちが良い。そして登山道の脇にはたくさんの花が咲いて心を和ましてくれる。小さなアップダウンを繰り返して進んで行くと旧道と新道の分岐点になる。旧道は林の中の暗い道、新道は明るいが見上げるような急登で草がボウボウ。どっちにするか迷ったが、展望の良さそうな新道を選んで急坂を登ることにする。急斜面なので一気に高度を稼ぐと金峰山が見え始めた。しかし段々と雲が下から上がりだし、展望もこれから悪化しそうなので先へ急いだ。急斜面を登り切ると大きな的岩と呼ばれる岩がある。この辺りはススキが生い茂って、身体が触れると花粉を蒔き散らし、カメラが黄色くなってしまった(恐るべしススキの花粉攻撃)。的岩を過ぎると一杯水の分岐に着く。水場は枯れていた。そして一杯水からひと登りすると小楢山の山頂に到着した。

小楢山〜大沢山
あずま屋も建っている広い山頂から大菩薩連嶺や微かに富士山も見え、空気が澄んでいたら凄い展望だろう。山頂でひと息入れたら小楢山名物の幕岩へ向かう。山頂から小楢峠へ下っていく途中、ポツリポツリと雨が降り出した。まだ小降りなので様子を見ながら進んで行き、岩がゴツゴツとした小さなピークを乗り越えて行くと大きな岩から鎖がブラ下がっている。これをよじ登ったら360度グルリと見渡せる幕岩のピークに立った。ここから振り返ると小楢山が良く見え、岩の上に立って辺りを見ていると徐々に雲が一帯を覆い始め、天気が悪くなるのが分かる。のんびりも出来ないので鎖を恐る恐る降りて最終目的地である大沢山へ向かう。幕岩からはあっという間に大沢山に着いた。

大沢山〜焼山峠
大沢山の狭い山頂からも大菩薩連嶺が見える。ここで食事にする予定だったけど、お腹も空いていないし天候も気になるので、ひと休みしたら下山することにする。幕岩まで戻った所で雨がまた降り出して、今度は本降りのようだ。幕岩を過ぎて小楢峠まで来たら、大沢山にタオルを忘れてきたことに気が付いた。取りに行く元気もないので諦めることにした。今まで山を共にしてきた寅さんタオルは大沢山で土に帰ることになった。小楢峠付近でこれ以上雨に濡れるのはイヤなのでゴアを着込むと、不思議なもので雨が上がってしまった。雨上がりの登山道を花の写真を取りながら旧道を通って焼山峠まで下っていった。今週は牧の湯に寄って温泉に浸かり家に帰った。

下山後
今回の山行は天気が悪かったけど、登山道脇に咲く花に心が和まされた。いろんな花がさいていたけど、名前が分からないので勉強して覚えなくては。小楢山は冬になり雪が降ったらもう一度登ってみたい。しかしいい加減にカラっと晴れた日に山に登りたいものだ。