倉岳山 (扇山より撮影)

                       


                          

山行No 052
山行日 1998年02月28日(土)
天候 くもり
気温   
日ノ出 06:13
日ノ入 17:35
最大標高差 700m (梁川駅290m→倉岳山990m)
コースタイム 315分
山で会った人 10人くらい
メンバー 単独行

290m 梁川駅 6:13
↓ 100分 114分
810m 立野峠 8:07 8:12
↓ 35分 41分
990m 倉岳山 8:53 9:10
↓ 15分 17分
850m 穴路峠 9:27 9:29
↓ 25分 41分
981m 高畑山 10:10 10:45
↓ 30分 29分
980m 大桑山 11:14 11:16
↓ 30分
740m 突坂峠 51分
↓ 20分
710m 鈴ヶ音峠 12:07 12:12
↓ 60分 34分
540m 朝日小沢バス停 12:46

                       

中央本線梁川駅下車。

問い合わせ:JR東日本 http://www.jreast.co.jp


                    

鈴ヶ音峠に2〜3台分の駐車スペースあり


                               

周辺に日帰り温泉施設が見当たりません。


                            

出発
 今月の初めにインフルエンザにかかってしまい、2月の週末は山に行けず、毎月一回登山という目標が途切れてしまうかと思われたが、身体の調子が良くなり最終日の28日までには間に合った。この日は雨でも行こうと思っていたが、幸い午前中は晴れだという。そこで今回は娘のお食い初めの石を拾いに何処の山にしようかと検討した結果、有名な山よりも自分らしく大月周辺の倉岳山に去年から引き続いている線引きも兼ねて決定した。

梁川駅〜倉岳山
 いつもの大月行きの電車に乗って無人の梁川駅に到着。行く手の倉岳山を見上げるとガスで覆われている。車道から登山道へと分かれて雪の残る登山道を沢沿いに登っていく。1時間程登っていくと沢の水を引き入れた水場があり、そこから沢を離れて急登が始まる。段々とガスが濃くなってきて最初の目的地である立野峠に到着。左に行くと矢平山方面で、右が倉岳山だ。倉岳山へは急勾配の登山道が続いている。ストックを出して一歩一歩高度を稼ぎながら登って行き、雪で一面覆われた倉岳山に到着した。

倉岳山〜高畑山〜鈴ヶ音峠
展望はガスで何も見えないが、晴れていても良い展望でもなさそうだ。三角点付近の雪をどかして適当な石(娘のお食い染め用)を拾ったら倉岳山を下り始める。大きく切れ込んだ穴路峠まで下ると再び高畑山へ向って登り出す。登っては下るで、一向に高度が稼げず、最後にそのツケとして一気に急登が始まる。1m毎数えながら秀麗富岳12景のひとつ、高畑山に到着した。南面は木が伐採され展望は良さそうだが、ガスで殆ど見えない。三角点の上で食事をして次の目的地の大桑山へ向う。ここからの登山道は不明瞭らしいので注意しなければならない。高畑山の急斜面をスキーのように滑って下り、今回最大の難所となった大桑山の登りが始まる。胸が着くような急斜面に解けかけた雪と湿った土で思うように前に進めない。何とか登り切って何にも無い大桑山の頂上に到着。山頂から下る登山道を探して、また滑るように降りていった。大桑山の電波塔が見えてもう突坂峠に着いてもいい頃なのに登山道が消えてしまった。行き過ぎたと思い戻ってみるがそれらしい登山道が見当たらない。バスの時間が気になりあせってくる。半分ヤケになり、また少し戻って感を頼りに(あまりアテにならないけど)斜面を下っていった。これが功を制し鈴ケ音峠への車道に出た。しかしどっちに行けば鈴ケ音峠なのか解らず、これも感に頼って進んでいくと(あんまり考えません)、去年カメラを忘れて取りに行った鈴ケ音峠に着くことが出来た(結果OK)。これで黒川鶏冠山から梁川駅まで繋がった。峠から朝日小沢までは車道を進んで行く。そして朝日小沢にバスの時間より40分も早く着いてしまった。退屈しのぎに偵察に来た猫をからかって遊んでいた。やがて雨が降りだし、身体が冷えてきた頃にバスが来た。

反省
今回の山行は秋山連山のメインである倉岳山・高畑山だったのにガスが出て残念だ。また溶け出した雪と土で非常に歩きにくかった。久しぶりに300分以上のコースタイムだったので病み上がりには辛いかと思ったけど、ちょっと頭が痛くなっただけで難なくこなすことが出来た。最近楽な山ばっかり行って、ちょっとたるんでいた自分を叱咤するためにも、これからは頑張って山に登ろう。