日向山  (雁ヶ原)

                       


                          

山行No 057
山行日 1998年05月23日(土)
天候 晴れ
気温 雁ヶ原17℃
日ノ出 04:31
日ノ入 18:45
最大標高差 534m (矢立石1125m→日向山1659m)
コースタイム 160分
山で会った人 20人くらい
メンバー 単独行

1125m 矢立石 4:50
↓ 90分 105分
1659m 日向山 6:35 7:20
↓ 40分 35分
1270m 錦 滝 7:55 8:00
↓ 30分 32分
1125m 矢立石 8:32

                       

中央自動車道小淵沢ICを降りてT字路を左折し、県道11号線を進みます。
国道20号線に突き当たったら左折し、韮崎方面へ向かう。
直線の多い国道20号線を白州町まで進んだら、中学校前を右折、
そのまま直進して行き、尾白川林道へと入っていきます。
いくつものヘヤピンカーブを越えたら矢立石の駐車スペースがあります。


                    

矢立石付近の路肩に5〜6台駐車可


                               

蔦木温泉 蔦木温泉つたの湯
長野県諏訪郡富士見町落合字蔦木河原1984−1
TEL:0266−61−8222
駐車場:120台
営業時間:10時〜22時
入浴料:500円
泉質:ナトリウム・カルシウム−塩化物温泉
種類:大浴場(大浴槽、源泉槽、泡風呂、寝湯)、露天風呂
コメント:
評価:


                            

出発
 5月の連休から自宅の引っ越しで忙しく、ようやく落ち着いた今週末に山に行けるようになった。そこで真夏になる前の展望が利くうちに日向山に登って甲斐駒ヶ岳を見ようと、初めて新居から登山に出掛けた。久しぶりに1人で高速を走らせるが、小淵沢ICまでの道のりが遠く感じられる。ICから20号線で白州町まで行き、そこから林道を走らせ、登山口となる矢立石に車を止めて寝て、朝4時過ぎに起きて日の出とともに登山を開始した。

矢立石〜山頂〜雁ヶ原
登山道は整備され歩き易くなっている。朝の日差しの中を小鳥のサエズリを聴きながら気持ちよく登っていく。お地蔵さんが置いてあるところから30分程登った所に自動雨量測定器(アメダス)が設置されている。台の上に1m位の煙突状の筒が置いてあるだけの物だけど、初めて測定器を見た。そこから登山道を少し登ったピークが日向山の頂上だ。三角点はあるが、展望がまったく無い樹林に囲まれた頂上で、三角点を触って日向山のメインである雁ケ原に向かう。山頂付近の林を抜けると、海の砂浜が広がっていると思わせるような、広い雁ケ原に出た。

雁ヶ原〜矢立石
今までの薄暗い登山道から一気に太陽の日差しを浴びる広い砂地に出ると不思議な感覚を覚える。そして甲斐駒がドッシリと目の前に現れた。こんなに間近に見る甲斐駒は初めてで、夢中でカメラを構えて写真を撮った。夢中になりすぎてブヨに足を2箇所も刺されてしまった。雁ケ原の砂地は谷まで落ち込んで、巨大な蟻地獄のようにも見える。東にはうっすらと八ケ岳が見え、正面には雨乞山、甲斐駒の左には鳳凰山の地蔵岳のオベリスクも見えている。食事もしないで展望に夢中になり、出発時間まで雁ケ原を走り回っていた。下りは砂の上に付いたトレースをたどって注意深く降りていく。谷へ滑り出したら止まりそうもない。砂地を降りきったら途端に登山道は薄暗い沢沿いの樹林帯へと変わる。沢の音を聴きながらグングン高度を下げるような急な道で、雨上がりだったら相当怖いだろう。沢の音が段々と大きくなり、長い鉄梯子を降りたら2段になって流れ落ちる滝が現れた。錦滝と呼ばれる滝で、あずま屋も建っている。ここから林道を歩いて矢立石へ向かう。林道からも所々甲斐駒や地蔵岳が見える地点がある。林道を30分程歩いたら、車を止めてある矢立石に到着した。帰りの温泉は、去年改装中の為入浴できなかった幸福温泉へ寄ってみた。風呂場では怖そうなお兄さんと二人きりとなってしまい、緊張の入浴となってしまった。

反省
今回の山行は登山時間が短めだったけど、予想以上に雁ケ原が素晴らしく、甲斐駒が目に焼き付いている。今年はあのてっぺんに立ってみたい。今度山に登るときは虫除け対策をしなければいけない。もうブヨには刺されたくない。