三頭山 (御前山より撮影)

                       


                          

山行No 058
山行日 1998年06月20日(土)
天候 晴れ
気温 山頂20℃
日ノ出 04:25
日ノ入 19:00
最大標高差 821m (三頭山1531m→数馬710m)
コースタイム 305分
山で会った人 20人くらい
メンバー 単独行

990m 都民の森 8:10
↓ 15分 22分
1130m 鞘口峠 8:32
↓ 65分 78分
1531m 三頭山 9:50 10:25
↓ 20分 15分
1482m 大沢山 10:40
↓ 15分 14分
1260m 分岐点 10:54 11:00
↓ 60分 50分
1188m 槙寄山 11:50 12:00
↓ 60分 40分
710m 数 馬 12:40
↓ 70分 70分
990m 都民の森 13:50

                       

中央自動車道八王子IC(第2出口)で降りたら拝島方面へ。
2つ目の信号左入町を左折し、滝山街道を進みます。
東京サマーランドを過ぎて橋を渡ったら油平の交差点を左折。
武蔵五日市駅前のT字路を左折し、楢原村まで道なりに進む。
楢原の本宿のT字路を左折し、楢原街道をひたすらに進んでいきます。
奥多摩周遊導路のゲート前が都民の森となっています。


                    

都民の森駐車場(無料)
約60台駐車可
駐車場は午前8時より駐車可


                               

檜原温泉 檜原温泉センター数馬の湯
所在地:東京都西多摩郡檜原村数馬2430
TEL:042−598−6789
駐車場:42台
営業時間:10時〜22時
入浴料:3時間800円
泉質:アルカリ性単純温泉
種類:大浴場、露天風呂
コメント:
オススメ度:


                            

出発
 日本列島梅雨入りとなり、毎月登山の目標が難しい6月に今週末が梅雨の晴れ間となりそうなので、山行を計画した。しかし梅雨時の晴れ間なので展望に期待しないでも良い山にしようとあれこれ考え、結局短時間で行ける三頭山に決定した。ここなら展望が悪くてもまた簡単に行くことが出来るからだ。

都民の森〜三頭山東峰
 朝6時半頃に家を出発し、五日市街道を駐車場となる都民の森へ向かって車を走らせる.予想以上に天気が良く、大きな大岳山や御前山を見ているとウキウキしてくる。都民の森に着くと早速登山の準備をして出発する。都民の森の建物を過ぎて登山道をひと登りすると鞘口峠だ。鷹ノ巣山や雲取山といった奥多摩の山々が木々の間からチラチラ見える。この峠から勾配がきつくなってくる。気温もだいぶ上がり汗がボタボタと落ちて、アッという間に下着はずぶ濡れとなった。30分ほどでブナ坂と合流し、丹沢方面への視界が開ける。更に上へと登って行き、汗だくになって三頭山東峰に到着。

三頭山東峰〜槙寄山
東峰には展望台が設けられているけど、朝の天気が嘘のように奥多摩方面は真っ白で何も見えなくなってしまった。東峰から鞍部を通って中央峰へ向かう。やや広い山頂の中央峰は奥多摩側と富士山側とに展望が分かれていて、奥多摩側と対照的に富士山側は良い天気で、雪が少し残っている富士山や大菩薩連嶺が見渡せる。久しぶりの奥多摩の山に登ったので、奥多摩の山々が見えないのは残念だけど、梅雨時にこの展望なら文句は言えない。ここで食事にしようと思っていたけど、虫が多くて食事が出来る状態じゃない。(殺虫剤でヤツらを皆殺しにしたい)。中央峰から西峰を目指して鞍部に降りて登り返しても一向にピークに立てない。このままだと鶴峠まで降りてしまいそうなので、西峰は諦めて中央峰まで戻って西原峠を目指した。三頭山を下っていくと割と新しい避難小屋が建っている。中を覗くと小きれいに清掃されていた。予定ではここから都民の森へ下山するつもりだったけど、まだ下山する気分じゃないし、体調も良いので、このまま西原峠へ行くことにした。避難小屋からひと登りで大沢山の頂上だ。ここからも富士山方面の展望が開けている。正面には権現山が見える。大沢山から急降下すると、笹尾根のなだらかな稜線が続く。段々とお腹が空いてきたので、次の目的地の槇寄山で食事にしようと思う。笹尾根をしばらく進むとベンチの置いてある槇寄山に到着。

槙寄山〜都民の森
静かな山頂で、展望のために木が刈り取られている。ここでも虫に邪魔され食事する気分にならない。ひと休みして西原峠へ下っていった。西原峠にて笹尾根から離れて数馬方面へと下山していく。下りになると足の裏が擦れて痛くなってきた。途中で中ノ平への道を分けて更に下っていくと、車道が見えてきた。しかしこの先に下るルートが見当たらない。道が途中でスッパリと無くなっているのだ。あと少しで下山というのに何ということだ。無理矢理に下ってしまおうとも思ったけど、落石除けのネットが張られて降りれそうにもない。あちこち歩き回りながらやっとルートを発見した。これじゃ見落としても無理も無いと思えるほど分かりづらいルートだ。発見したルートを伝って車道に降りてきた。そして車がビュンビュン走る脇を都民の森を目指して歩いていく。疲れと空腹で食べ物のことばかり考えながら歩いていくと、古い道標に鞘口峠と書いてある。地図を広げると都民の森へショートカット出来そうだ。クネクネと曲がる車道よりも早く着きそうなので、再び山道に入っていった。その沢沿いの登山道も段々と草が多くなり、道も判りづらくなってきた。本当にこの道を進むと都民の森に行けるのだろうかと不安になりながら進んで行く。何度か沢を渡りながら登っていくと、ヤブこぎになってきた。腹が空いて力が入らずペースが上がらない。疲れてイヤになりながらもストックで草を除けながら登っていくと、ようやく車道に出ることができた。こんな山の中に入らずに素直に車道を歩いていれば良かったと後悔した。そしてフラフラになりながら都民の森に到着。都民の森の売店でジュースを買って帰路に就いた。途中温泉に入ろうと思ったけど、疲れてその気にならずにまっすぐ家に帰った。

反省
 今回の山行は梅雨時にも関わらず良い天気に恵まれた。その為か、飲料水のペットボトルを3本空けてしまった。体中の水分が抜けてしまったように喉が乾いた。体の調子は思ったよりも良く、最近失いつつある自信を少し回復した。しかし最後のヤブこぎは相当堪えた。お腹を空かした遭難者の気持ちが分かったような気がする。山ではちゃんと食事をしないと体力が持たない。食事は出来るときにするようにしよう。

三頭山 中央峰からの展望写真