黒檜山  (駒ヶ岳より撮影)

                       


                          

山行No 090
山行日 1999年11月03(水)
天候 晴れ後くもり
気温 大洞1℃ 黒檜山4℃
日ノ出 06:01
日ノ入 16:45
最大標高差 528m (大洞1300m→黒檜山1828m
コースタイム 225分
山で会った人 多数
メンバー

1300m 大 洞  6:28
↓ 70分 80分
1685m 駒ヶ岳 7:48 7:56
↓ 65分 66分
1828m 黒檜山 9:02 9:50
↓ 70分 82分
1362m 北登山口 11:12
↓ 20分 17分
1300m 大 洞 11:29

                       

関越自動車道前橋ICを降りたら国道17号と合流し、沼田方面へ。
群馬大橋を渡ったら国道17号線を外れないように左折して前橋市街へと入っていきます。
市街地を抜けて
国領2丁目を右折したら、その先の若宮町四丁目を左折して、
前橋赤城線をひたすらに登って行きます。
富士見村で国道353号線と交差し、更に登って大沼のほとりに着いたら、湖畔を右回りに進み、
道路の右側に国民宿舎があったら、反対側に大洞の駐車場があります。


                    

大洞の駐車場(無料)
約70台駐車可
大洞が一杯の時は、黒檜山北登山口前にも駐車スペースがあります。


                               

富士見温泉 見晴しの湯・ふれあい館
所在地:群馬県勢多郡富士見村大字石井1569−1
TEL:027−230−5555
駐車場:250台
営業時間:10時〜21時
入浴料:3時間500円
泉質:ナトリウム・カルシウム−塩化物温泉
種類:大浴場(ジェットバス、ジャグジー、サウナ)、露天風呂
コメント:レストランもある温泉施設。
オススメ度:


                            

出発
埼玉にいる叔母の所へパソコンを届けることになり、ただ行くだけではつまらないので、山に登ってから行くことにした。そこで選んだのは日本百名山の赤城山だ(埼玉に行くんじゃ・・・?)。女房の田舎でもあり、今まで何度も赤城山の話題になり、いつかは登ろうと思っていたので、ようやく実現となる。

大洞〜駒ヶ岳
関越道の前橋ICより一般道を進み、赤城道を登ったら大沼湖畔にある駐車場に車を止めて朝まで寝袋に潜り込んだ。寒い朝を迎えて登山の準備をしながら、今まで視界に入っていなかった黒檜山を見上げると、雪が積もって白くなっていた。もうすっかり秋から冬へと変わりつつあるようだ。準備が整ったらまず駒ヶ岳を目指して登山口より登り始める。ジグザグに登山道は伸びて、少しずつ高度を上げていくと、目下に火口湖である大沼が見えるようになってくる。こうして見ると、赤城山は噴火で出来た外輪山だと一目で分かる。更に登って行くと、外輪山の向こうに雪を被った山並みが見え始めるけど、この地方の山に登るのは初めてなのでどこの山なのかは分からない。登山道の雪が徐々に厚みを増やすようになると、本当に冬山に登っているような気分になってくる。鉄製の階段を3つ越えるとやがて稜線に辿り着き、反対側の山々が見えるようになった。遠くに朝日のシルエットに浮かび上がる富士山の様な山が見えるが、あれは多分日光男体山だろう。他の山は分からないので、早く黒檜山の山頂に立って山座同定をしたいと心がはやる。笹に積もっている雪を払いながら明るい稜線を進んで行くと、最初の目的地である駒ヶ岳に到着だ。

駒ヶ岳〜黒檜山
山頂は木に覆われてしまって残念ながら展望は利かない。駒ヶ岳を後にすると次に登る黒檜山が銀色に山肌を輝かせて正面に聳えている。駒ヶ岳から下って大タルミまで下るといよいよ黒檜山への登りとなる。階段状の登山道を「よっこらしょ」と一段一段登っていくと、木々の間から気になる山容の山が北西方向に見えてきた(あれは苗場山だ!)。後ろを振り返ると駒ヶ岳の後方からガスが流れだして徐々に視界を隠し始め、この分で行くとやがて黒檜山もガスに覆われてしまうだろう。急な登山道を登り切ると御黒檜大神となり、そこから少し行くと赤城山の最高峰である黒檜山の山頂に到着した。

黒檜山〜大洞
後ろから追いかけて来ていたガスは殆ど山頂を覆ってしまい、北側が少し見渡せる程度で、楽しみにしていた東側の展望は全く見られなくなってしまっていた。ジタバタじてもしょうがないので、山頂で食事にすることにした。食事をしながらでも北側にもガスが覆いだし、食べ終わった頃には360度ガスに覆われてしまった。さすが日本百名山だけに次々と登山者が集まり、広い山頂も混雑してきたので、下山することにした。この下山ルートが結構くせ者で、岩混じりの急な登山道が延々と続き、膝に相当な負担にもなるし、いい加減イヤになってくる。それに次々と登山者が登ってきて、狭い登山道なのですれ違いのために、マイペースで下ることが出来ない。終わりかけた紅葉を見ながら猫岩と呼ばれる所まで下ると眼下に大沼が見渡すことができ、あと少しで大沼まで降りられそうだ。急な登山道も無くなりだし、もうちょっとでお終いという時に団体の登山者に当たってしまった。その数は優に50人はいると思われる大集団で、いくら経っても最後尾が見えてこなかった(そんな団体で登山をしなくてもいいのに)。その集団をやり過ごすと一般道に出て、湖畔の駐車場に戻っていった。帰りの支度が済んだらドラブルが発生!。車のバッテリーが上がってしまい、エンジンが掛からなくなってしまっていた。そばにある国民宿舎でケーブルを借りて、駐車場にいる人に協力してもらって無事帰ることが出来た。(皆さんご協力ありがとうございました)
 
反省
今回の山行は今シーズン初の雪山を体験できた。残念なことに展望は完全ではなかったけれど、念願の赤城山に登れて良かったと思う。けど、車のバッテリー上がりは注意しないとダメです。