写真準備中

                       


                          

山行No 105
山行日 2000年07月29(土)
天候 晴れ
気温 押手川14℃
日ノ出 04:46
日ノ入 18:48
最大標高差 964m (観音平1560m→編笠山2524m)
コースタイム 365分
山で会った人 30人くらい
メンバー 単独行

1560m 観音平 5:40
↓ 60分 46分
1870m 雲海展望台 6:26 6:35
↓ 50分 32分
2090m 押手川分岐 7:07 7:15
↓ 80分 65分
2524m 編笠山 8:20 9:43
↓ 20分 12分
2380m 青年小屋 9:55 10:05
↓ 50分 39分
2090m 押手川分岐 10:44 10:52
↓ 40分 19分
1870m 雲海展望台 11:11
↓ 25分 14分
展望台 11:25 11:27
↓ 20分 17分
1560m 観音平 11:44

                       

中央自動車道小淵沢ICを降りたら、T字路を右折して八ヶ岳高原道路へと進んでいきます
料金所を越して約1キロ程進んだら、観音平へ左折して
いくつものヘヤピンカーブを越えて、登り着いた行き止まりが観音平です。

観音平まで全て舗装済みです。  


                    

観音平の駐車場(無料)
約100駐車可
ハイシーズンは直ぐに一杯になってしまいます。


                               

小淵沢町 スパティオ小淵沢 延命の湯
所在地:山梨県北巨摩郡小淵沢町2968−1
TEL:0551−36−6111
駐車場:130台
営業時間10時〜24時
入浴料:600円
泉質:ナトリウム−塩化物・炭酸水素温泉
風呂の種類:大浴場(気泡湯、ジェットバス、サウナ)、露天風呂
コメント:温泉施設の他、体験工房や宿泊施設もある複合的な公共施設。
オススメ度:


                            

出発
長かった梅雨もようやく明けて、いよいよ夏山シーズンに突入です。夏になったらあの山やこの山に登りたいと色々考えていましたが、まず梅雨明け第一段目にはこの山に登ると決めていた八ヶ岳の編笠山へ挑戦です。前回の山行から約2ケ月も開いているので体力的な不安は残るけど、中央高速で小淵沢へと向かった。

観音平〜雲海展望台
小淵沢に着いて登山口となる観音平へ向かって車を走らせ、ひどい霧に巻かれつつ23時過ぎに観音平の駐車場に車を止めると、久しぶりに車の中で仮眠する。最初は暑くて寝付けなかったけど、朝方近くになると逆に寒くなって、丸くなって眠っていた。そして霧雨が降る朝に目を覚ますと、白いガスの中、登山の準備を始める。この天気がずっと続くとは思えないけど、しばらく車の中で様子を見ていると、次第に霧雨があがって何とか行けそうになってきたので、私が先陣を切って登り始める。観音平付近の青々とした熊笹の中を縫いながら進んで、雲海展望所へ向けて登山道を登っていく。登山道は広くて良く踏まれているので、朝露に濡れることは無さそうだ。暗い原生林の中は最近見た映画「ヴレア・ウィッチ・プロジェクト」のようで、大きい岩なんかは櫃岩に見えてくる(すぐ映画に影響されてしまう)。徐々に雲が切れ出して、周りの景色が見えるようになってきた頃に雲海展望台に到着。

雲海展望台〜編笠山
まさに雲海の上に浮かぶ展望台で、富士山を正面に南面が開けており、たくさんの山が雲海に浮かんでいるのが見える。太陽も差しかけて天気の回復が目に見えるようにわかり、登山意欲も一気に上がってくる。雲海展望台から再び原生林の中を進んでいくが、心配していた体力面は問題は無いようで、順調に登山道を登って行くことができて自信が湧いてくる。薄暗い登山道を進んで押手川まで登ってきたら、いよいよ山頂部への急登が始まり、大きな岩や小さな岩を越えながらグングンと高度を上げて行く。白樺や松の数が段々と少なくなってきたら、いよいよ森林限界に近づいてきた。時々後ろを振り返ると雲海に浮かぶ鳳凰山や甲斐駒などが間近に見え、早く山頂に立ちたいと気がはやってくる。白樺が這松に代わってきたらいよいよ編笠山の山頂に到着だ。

編笠山
汗を流しながらようやく到達した山頂は、ここまで頑張って登ってきたご褒美に素晴らしい展望を用意していてくれた。すぐそこは荒々しい大岩を抱いている権現岳や背の高い赤岳や阿弥陀岳などの南八ヶ岳の峰々が連なって、ここまで登ってきた者しか味わえない景色に暫く見とれてしまう。この素晴らしい展望をカメラに収めようとしたところ、緊急事態が発生!。カメラが曇ってしまって、シャッターが下りてくれないのだ。時間が経てば曇りは消えてくれるだろうと、食事に取りかかった。それにしてもアブなのか蝿なのか判らない虫どもが周りを飛び回って、イライラしてくる。バルサンで全滅させてやりたくなった。食事を終えても一向にシャッターが下りてくれず、このまま写真無しで下山する羽目になるのが濃厚になってきた。写真が撮れないのならば、記憶に焼き付けようと飽くまで山々を眺め続けた。結局、山頂で1時間半も待ったけど写真は諦めて青年小屋経由で下山することにする。

編笠山〜観音平
正面に権現岳を見ながら5分程樹林の中を下っていくと、大きな岩が重なり合うガレ場へと出る。そのガレ場の下に見えるのが青年小屋だ。一個づつ岩を渡りながら下って青年小屋まで降りたら、小屋に入ってカメラを買った。そしてもう一度山頂まで戻るかどうか考えたが、別の日にもう一度編笠山に登ることを心に誓って(いつになるやら・・・)、今回は下山することにする。青年小屋から巻き道と書かれた道標に従って、再び薄暗い原生林の中へ入っていく。山頂への思いを振り切るかのようにグングンと下っていたら、左膝が痛みだしてしまった。無意識に左足を酷使していたようで、右足にも頑張ってもらおうと、足を置き方に注意しながら押手川まで戻ってきた。ここから往路を戻って雲海展望台まで降りてきたら、展望はガスのためにもう見えなくなっていた。ここからまっすぐに観音平へは降りるのも何か物足りない気がしたので、富士見展望台へ寄り道をしようと別のルートを進んだ。メインルートから外れると途端に人の気配が無くなってしまい、熊除けの鈴を鳴らしながら下っていった。着いた富士見展望台は案の定何も見えず、うるさい蝉の声を聞きながら観音平へ降りていく。グリーンロッジが見えたら車を止めてある観音平の駐車場に到着した。朝の静けさが嘘のような車の数に驚いた。

反省
今回の山行は、久しぶりに山らしい山に登ったような気がする。心配していた体力も問題ないようで、問題はカメラが壊れたせいで写真が撮れなかったことだ。前はこんな事は無かったのに、最近カメラに振り回されている。なんとかしなければ。またきっと編笠山に登ってやるぞ。