菜畑山 (赤鞍ヶ岳付近より撮影)

                       


                          

山行No 111
山行日 2001年01月06(土)
天候 快晴
気温 赤鞍ヶ岳−4℃、菜畑山0℃
日ノ出 6:51
日ノ入 16:42
最大標高差    m (               )
コースタイム 345分
山で会った人 5人
メンバー 単独行

   m 駐車スペース 6:35
↓ 30分 25分
   m 曙橋バス停 7:00
↓ バス移動
   m 大栗バス停 7:37
↓ 90分 104分
   m 稜線分岐 9:21
↓ 10分 10分
1257m 赤鞍ヶ岳 9:31 9:42
↓ 50分 48分
   m 秋山峠 10:30 10:32
↓ 5分 5分
1299m 朝日山 10:37 11:21
↓ 30分 29分
   m 高 丸 11:50
↓ 20分 20分
   m 本坂峠 12:10
↓ 10分 12分
1224m ブドウ岩ノ頭 12:22 12:32
↓ 60分 50分
1283m 菜畑山 13:22 13:48
↓ 20分 11分
林道終点 13:59
↓ 20分 13分
駐車スペース 14:12

                       

東富士五湖道路山中湖ICを降りたら国道138号線を山中湖方面へ。
山中湖の南側に沿って車を走らせると、国道413号線(道志みち)となりますので、そのまま道なりに進みます。
山伏トンネルを越えて道志村に入り、更に進んで曙橋のバス停の手前を左折して林道へと入って行きます。
2〜300m先を右折したらやがて養豚場となり、更に林道の終点まで登っていくと、駐車スペースがあります。


                    

林道の終点に10台程度の駐車スペースあり。


                               

道志川温泉 紅椿の湯
所在地:山梨県南都留郡道志村字小椿3888
TEL:0554−20−4500
駐車場:150台
営業時間:10時〜21時
入浴料:3時間1000円円
泉質:カルシウム・ナトリウム−硫酸塩温泉
種類:大浴場(かぶり湯、源泉高温浴、源泉微温浴、サウナ)、露天風呂
コメント:道志川の右岸に99年5月にオープン。1000円はチョット高いような気がする。
オススメ度:


                            

出発
新年明けましておめでとうございます。21世紀を迎えて今年1発目の山行は、道志連山の赤鞍ヶ岳から朝日山を通って山梨百名山の菜畑山へと進むルートでスタートを切りたいと思います。そして今回は縦走コースになるように初めてマイカーとバスを駆使したコースを作ったので、まずは車を止める菜畑山への林道へ向かいます。

登山口へ
朝4時に自宅を出発して道志みちをひた走り道志村へと入って行く。曙橋バス停付近から林道に入って駐車スペースを探しに林道を行ったり来たりして、ようやく養豚場上の林道中間地点付近に車を止めたらバスの時間までひと眠り。日の出時間前の薄暗い中で準備をしたら林道を下ってバス停へと向かうけど、まだ日の出前の暗い林道を一人で歩くのはちょっと怖い。臭い養豚場を過ぎればやがて道志みちに出て、曙橋バス停に時間前に到着した。車を通りの少ない早朝に果たしてバスはちゃんと来るのかと不安を抱えながら(寒さにも震えながら)バスを待っていると、2分遅れでバスが来てくれた。乗客は私一人で、バスの運転手とお喋りしながら登山口となる大栗バス停へと向かう。このバスの運転手さんは山が好きらしく、丹沢や道志の山などの良いルートなどを教えてくれ、またこれから登る赤鞍ヶ岳が良く見えるポイントでバスを止めて、山頂などの説明してくれた。大栗のバス停に着いたら登山口までのルートを教えてくれ、地図とは反対の方向だと思ったけどバスを降りたらその通りに進んでいく。しかし教えたれた通りに行っても民家の裏手へ進む道しか無く(ガセネタ掴まされたか?)、元の場所に引き返して地図通りに林道を進んでいくと、赤鞍ヶ岳への登山口があったので、その登山口より登山道を登り始める。

登山口〜赤鞍ヶ岳
太陽はもう顔を出しているし南斜面を登るので、前回(節刀ヶ岳)のような暗い登山道を進むことにはなりそうもない。落ち葉を踏みしめながら登っていくと、割と新しい林道に出た。その林道を横切って再び登山道を登っていくと、カヤトが広がる明るい登山道となった。振り返ると鳥ノ胸山や富士山がきれいに見え、最近空気が乾燥しているので今日の展望は良さそうだ.。やがて明るい登山道も樹林の中に入ると急登の連続となってしまう。お正月にお餅を食べ過ぎたせいか、体がやけに重く感じられ、なかなかペースに乗ることが出来ない.。それでも頑張って急登を約1時間半ほど進んで行くと、ようやく稜線まで登ってきた。その分岐からひと登りすると、大きな雨量計が設置されている赤鞍ヶ岳の山頂に到着だ。

赤鞍ヶ岳〜朝日山
ここまで約2時間もかかって登って来たのに、山頂は木々に囲まれて展望は無し。あるのは雨量計だけとあっては正直少しガッカリだ。温度計は−4℃まで下がって汗が冷たくなってきたので、一休みしたら次の目的地である朝日山へと向かう。赤鞍ヶ岳の山頂部を下って展望の良い痩せ尾根を進んで行き、登り返した所がウバカ岩と呼ばれる岩場だ。そのウバカ岩を下ってしばらく稜線を小さなアップダウンを繰り返しながら進んで行くと日当たりの良い秋山峠となる。正面に富士山を望む気持ちの良い秋山峠からひと登りすると朝日山の山頂に到着だ。

朝日山〜ブドウ岩ノ頭
山頂の指導標は赤鞍ヶ岳となっているけど朝日山の間違いです。木々が遮って山頂からの展望は良くありませんが、富士山を正面に見ながら予定より早く食事にする。すると、下の方からガサガサと歩く音が聞こえてきたので、まさか熊か!?と緊張が走ったけど他の登山者が登ってきた音だったのでホッとする。その人と山の雑談などを話しながら山頂でくつろいだら、最終目的地である菜畑山へと向かう。
朝日山の急な斜面を下ってからピークを1つ越すと岩戸ノ峰への登りが始まる。稜線上に作られた急な登山道を登り切ると岩戸ノ峰のピークに着くが、何も無いので山頂を通過する。岩戸ノ峰から本坂峠まで一気に下ったら今度はブドウ岩ノ頭へと登っていく。ここまでキツイアップダウンの繰り返しだったので、いい加減に登るのがイヤになってしまうが、本坂峠から10分程登ったらブドウ岩の頭に着き、腰を降ろして休憩する。

ブドウ岩ノ頭〜菜畑山
タバコでも吸いながらのんびりしていると、すると、さっきの人も追いついて来たので再び山の雑談をする。この人は山で猟犬に追われたイノシシに目の前で遭遇したことがあるそうで、まだイノシシだけには遭遇したことがないので、ちょっと羨ましい(?)気がする。ブドウ岩ノ頭から南にルートを変え、菜畑山を正面にドンドンと下っていく。一体どこまで下れば気が済むのかと思うくらいに高度を下げると、今度は菜畑山への登りが始まる。今まで下った以上に登らないといけないので、登りが非常に辛く感じらるが、一歩一歩足を上げながら登っていくと、右手の沢の方から犬の鳴き声がしてきた。もしイノシシを追っている猟犬の声だったらイノシシが向かってくるかもしれないと、ペースを上げて山頂を目指す。そのうちに犬の鳴き声も聞こえなくなり、展望の良い菜畑山の山頂に到着した。

菜畑山〜林道終点
小さなあずま屋のある山頂には猟師がいて(人相が悪い)、犬に遭わなかったかと聞かれた。そのうちにライフルをぶら下げた別の猟師がやってきて、しきりに無線で交信している。猟師に何を撃ちに来ているのかと尋ねたらイノシシだそうで、さっきも黒い大きなイノシシがいたそうだ。猟犬を連れ、ライフルを持った眼つきの悪い猟師とあんまり一緒には居たくないので、写真を撮ったら菜畑山の山頂を後にする。割と人に歩かれているらしい登山道を10分も下ったら呆気ない程に林道の終点に着いてしまった。その林道を下って車を止めてある所へと向かった。

反省
 今回の山行はバスとマイカーを使ったいつもとは違う山行になりましたが、、これが他の登山者に意外と評判が良く(得意満面)、この方法をもっと活用してみたい。赤鞍ヶ岳〜菜畑山のルートはアップダウンが多くてだいぶ疲れてしまったが、道志の山も完全踏破しようと思う。菜畑山は簡単に登れるので、今度は家族連れで登りたい(あくまで希望)

菜畑山からの展望写真